セカンドオピニオンという言葉は随分普及してきましたね。セカンドオピニオンという言葉自体が出てきたときは、日本で普及するのには少し時間がかかると思っていました。その最たる理由は、患者が、主治医以外の医師に意見を求めるということに抵抗感を持つのではないかと思っていたからです。私たち日本人は、「世間」や「情」や「繋がり・結びつき」を大切にし、人間関係を簡単に割り切るようなことは普段行わないので、普及するのは時間がかかるのではないかと感じていました。その点、塾業界では、セカンドオピニオンは頻繁に行われている(いた)のではないでしょうか。例えば、ある先生から勉強法を聞いて、また別の先生からも勉強法を聞く ということであったり…(これをセカンドオピニオンとしてしまうのかは置いときまして…)
私が注意をしている点は、生徒たちにアドバイスをする際は、個人的な経験のみに頼らないようにすることです。そして、生徒たちに安心を与えると同時に、技術的な面でも説得力のあるアドバイスを行いたいところです。(ここからが大切で)アドバイスを送った後も、その生徒の学習・進捗状況を観察し、もしあまり効果が出ていないようであれば、別の方法を示すことも重要になってきます。つまり、アドバイスする側は、多くの「引き出し」・「経験」・「知恵」がないといけないのである。生徒が幸せになれるように、もっと自分自身も「勉強」と「経験」を重ねていかなければならない。ふとそんなことを思った土曜日でありました。